香箱蟹(セイコ蟹)とは?その2

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香箱蟹(セイコ蟹)は、資源保護の為に漁期は厳しく制限されており11月6日から1月10日まででしたが、現在は12月29日までとさらに短縮されてます。

 

香箱蟹はオスのズワイガニ程サイズが大きくなく手のひらサイズの為カニ身は少ないですが、濃厚な内子とカニ味噌の味わいは、正直なところ癖になります。

 

地元で愛される「香箱蟹(セイコ蟹)」。ミソと卵が通を唸らす。

日本海、冬の味覚の王者「加能ガニ」。11月に入ると解禁となり、輪島の港は一気に活気づきます。「加能ガニ」とはオスのズワイガニのことで、メスは「香箱蟹(セイコ蟹)」と呼ばれています。地元輪島では、「香箱蟹(セイコ蟹)」を家庭で食べることが多く、人気があります。
「香箱蟹セイコ蟹)」は20cm前後で、「加能ガニ」に比べると非常に小さいでが、「香箱蟹(セイコ蟹)」の最大の特徴は、ミソと卵です。お腹に抱いている受精卵を外子と言い、その味わいは舌の上でとろけるほど。また卵巣のことを内子と呼びますが、別名赤いダイヤとも言われています。産卵期の直前まで、どのカニも濃い橙色の成熟した卵巣を持っていて、この卵巣は、雄のズワイガニである「加能ガニ」では味わうことのできない珍味で、これらは高級品として珍重されています。

旬の時期には、はちきれないばかりのたくさんの卵を抱えている「香箱蟹(セイコ蟹)」ですが、甲羅の中には、まったりとしたミソも入っています。こちらもまた美味で、そのまま食べるのはもちろんのこと、少し残して日本酒を入れ、甲羅酒としても楽しめます。身は小さいながらとても甘みがあって、これまた「香箱蟹(セイコ蟹)」ファンを唸らせている理由の一つなのです。

11月6日から12月29日のたったの2ヶ月しか味わえない石川県能登・輪島の『奇跡のカニ』香箱蟹(セイコ蟹)を是非味わってみて下さい!